Seigu no mekki

AL 2021/9




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聖具のメッキについて 企画 アトリエ・ルカ © 編集 Erik Janssen  

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メッキ(鍍金)とは

アトリエ・ルカ Atelier LUCAS 670−0071 兵庫県姫路市御立北 2-1-16 ☎ 079-294-0310 F 079-297-8609 メール vitrea@mac.com 典礼携帯 090-7344-3560

メッキ(鍍金)とは

HISTORY 歴史

日本に電気メッキの技術が導入さ れてから、120年余になります。 今日のように直流電流を用いてニッ ケルメッキが行われ、工業用として 用いられるようになって100年近く になります。 メッキの発展はめざましく、技術の 向上、設備の改善、工程管理、品質 管理などによって防食、 外観の良 いメッキが得られ金属製品の価値を 高めています。 この直接の原因は銅、ニッケル、ク ロム、亜鉛、カドミュームなどの光 沢メッキの普及にあります。 光沢メッキは工程の簡素化、作業の 能率化、自動、半自動化による生産 性の拡大、製品の均一化に役立って います。

HISTORY 歴史

 メッキは、金属製品の表面処理方

法のひとつとして開発されました。 銅を水銀で擦り銀に似せたところか ら滅金(メッキン)といわれたのが語 源といわれます。 メッキは金属の表面に目的に応じて 他の金属を被覆し、地金属を腐食か ら守ると同時に装飾し商品の価値を 高めたり、 光沢を与えることによ り摩擦などの抵抗から地金属を守 ります。

 メッキは、金属製品の表面処理方

メッキにより

次のような状態になるのが望ましい。 メッキ金属が地金属によく密 着して、硬さと粘りがある。 メッキ金属と地金属の間にガ スの吸蔵(ガスが潜り込むこと) や、不純物がない。 メッキは2種類以上の金属の接触で あるため、各金属の性質の他に、両 方の金属から生まれる性質を考えて 行われます。 アクセサリーの場合は電気メッキが 中心です。 注意! K18GP とは、18金(K18G)メッキ (Plated)の事です。

メッキにより

メッキの種類

*電気メッキ 電気エネルギーを利用して地金属 に他の金属の皮膜をつくる。 * 化学メッキ(無電解メッキ)  * 化学変化を利用して他金属に 他の金属の皮膜をつくる。 * 蒸着メッキ、地の金属に他の金 属 の蒸気を吹き付けて皮膜をつくる。 * 溶融メッキ 地金属を溶融金属中 に浸して金属の皮膜をつくる。

メッキの種類

鍍金の工程

1. 地金属(メッキしたい製品)  (脱脂、酸洗い、水洗) 2. 研磨(バレル、バフ)  (水洗) 3. 溶剤脱脂(表面の清浄)  (水洗) 4. 酸処理(表面の洗浄、さびとり)  (水洗、中和、水洗、乾燥) 5. 銅メッキ(防食用、金属荒面止メッキ)  (水洗) 6. ニッケルメッキ(光沢、下地硬質化)  (水洗) 7. 貴金属メッキ(仕上げメッキ)

鍍金の工程

金メッキ

 金は耐食性からいっても非常に強 く、長年空気中や、土中に放置され ても、その黄金色を失うことはあり ません。 金や合金メッキは従来、極めて薄い 色付け程度に使用されてきたが、近 年は「耐食性」に富むことから 工業 用等として普及してきました。更に 「硬さ」「耐久性」等の追求から、 いろいろな合金メッキや下地メッキ との 組み合わせが研究されています。

金メッキ

顕示台

聖盤 Open Paten ステインドグラス デザインと制作

顕示台



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